過去の展示会「郷土玩具展 虎の張子と首をふる動物

過去の展示会「郷土玩具展 虎の張子と首をふる動物

会期

2022.10.06(木) - 2022.11.01(火)

展示会紹介

郷土玩具展  虎の張子と首をふる動物

ご あ い さ つ

この度、「郷土玩具展 ~虎の張子と首をふる動物~」を開催する運びとなりました。展示しております虎の玩具223点は、すべて神戸市の河鍋みのる氏が収集されたものです。寅年生まれであった事から集め始めたコレクションを、この度当館にご寄贈いただきました。
虎は、日本には生息しませんが古くから絵画や物語の題材として描かれ語られてきました。また、毘沙門天ゆかりの動物として信仰の対象にもなっております。その勇猛な姿から疫病を払う役割を担う事もあります。
張子の虎といえば、首をふる姿が特徴的です。江戸時代の絵本『江(え)都(ど)二色(にしき)』(1773年)にも首を振る虎の張子が描かれており、郷土玩具の代名詞といわれています。今回の展示では、館所蔵の虎以外の首をふる動物を一緒に展示いたしました。虎の張子から派生して作られるようになった首をふる動物もお楽しみください。
百獣の王である虎の可愛い姿を眺めると共に、集める楽しみを感じていただきたく展示いたしました。ぜひ、ゆっくりとご覧ください。寄贈いただいた虎たちは、館内の展示等で活用してまいる所存です。貴重な資料をご寄贈いただきました事に感謝いたします。