過去の展覧会「郷土玩具展 ~牛・丑・ウシ~」

過去の展覧会「郷土玩具展 ~牛・丑・ウシ~」

会期

2021.01.05(火) - 2021.02.28(日)

展示会紹介

現在、休館中

 

ご あ い さ つ

 あけましておめでとうございます。この度「郷土玩具展 ~干支の牛・丑・ウシ~」を開催する運びとなりました。
本年の干支「ウシ」は、昔から農耕や物を運ぶ労働力として、また化学肥料がない時代のたい肥作りで生活に欠かせない生き物でした。現在でも、牛乳や食肉・皮革など大変お世話になっています。
今回の展示では、様々な姿の牛の玩具を展示しています。俵を背負った姿は五穀豊穣や豊作を願い、千両箱を運ぶ姿は、富の象徴です。
また、ウシと関係の深い天神様である菅原道真公を乗せる玩具も多く伝わっています。日本各地の天満宮でも牛の土人形や土鈴が授与されています。
黒い寝姿の牛は「撫(な)で牛」とも呼ばれ、自分の体の悪い部分と同じ部分を撫でると、ウシに病が移り治ると信仰されています。福島県の「赤べこ」は、疫病退散の役割を持つため昨年から大活躍です。
今年は、コロナが終息に向かう事を願い、この牛たちに祈りたいです。干支のウシをご覧いただき、牛のように一歩一歩ゆっくりと着実に進んで行けたらと願っております。

         あかりの鹿児資料館